NMAX エンジンオイル交換

ちょいのりばかりで、
ほとんど乗らずに過ぎてしまっています。
そのため、
走行距離的にはまだまだですが、なんせ1年無交換です。
いくら何でも、交換しないと駄目ですね。

交換に必要なものは、
・エンジンオイル 900ml
 (純正:スクーター エンジンオイル ヤマルーブ)
・ガスケット
 (純正:4YS-E1198-00)
・廃油を受ける容器(1000ml入るもの)
・メガネレンチ(12)
・注入するための容器
・廃油廃棄容器 (1000ml入るもの)
 (区市町村の燃えるゴミ、業者さんに依頼)
・キッチンペーパー
 (中古生地のウエスなどでも良いですが糸クズに注意)

必要なもの
必要なもの
市販の 廃油廃棄容器
市販の 廃油廃棄容器

ストレーナーも清掃するなら
・メガネレンチ(19)

あれば便利なものです?
・ソケットレンチ(12)(19)
・ロート(今でも”じょうご”でわかるのでしょうか)
・パーツクリーナー
・1L缶用のノズル
 (購入時に頂けるところもあります)

あれば便利なもの
あれば便利なもの
1L缶用のノズル
1L缶用のノズル

オイル注入口のネジキャップが緩むことを確認します。
もし、緩まなければ、オイルは抜いたが入れられない!
なんてことになりますから。

オイル注入口
オイル注入口

排出口のネジを緩めます。(時計周りの逆回し)。
受け皿の準備をしてネジ(ドレインボルト)を外します。
このとき、オイルで手を汚さないように。

オイル排出ドレインボルト
オイル排出ドレインボルト

受け皿は専用のオイルトレイでなくても、
ペットボトルや牛乳パックなどに穴を開けたもので良いです。
ただし、1Lは入らないとあふれます。

オイル排出
オイル排出

このまま少しの間、放置。
バイクが左に傾いている方が良さそうなので、
サイドスタンドで放置することにします。
バイクを少し揺らしできるだけ抜き取ります。
いつまでもちょろちょろとは出てきます。

ネジのガスケット(ワッシャー)を交換し取付。
締めていくとガスケットが潰れて、
固く感じたら少し力を入れて良しとしましよう。
締めすぎないように注意が必要。
本来ならトルクレンチで確認するのが良いですね。
既定トルクは、20Nmです。

ガスケット(ワッシャー)
ガスケット(ワッシャー)
ドレインボルト取り付け
ドレインボルト取り付け

これは、私の経験ですが、
手締めだけで忘れてしまったり、
ガスケットを交換せず軽く締め付けた場合などは、
緩むことはありますが、
ガスケットを交換し、メガネレンチ等で、
ガスケットの潰れを感じながら締め付けて、
固くなったと感じる程度締め付ければ、
ネジが緩んだり、オイルが漏れた経験はありません。
あくまでも私の範囲のお話です。

オイルの処分ですが、
処分用の専用箱を購入する方もあれば、
牛乳パックや段ボール箱にビニール袋などを入れ、
油の染み込みやすい紙を入れて使う方など居られますが、
この処理には注意が必要です。
お住まいの区市町村では、
この廃エンジンオイルの回収をしているかどうかです。
私の地域は、以前は燃えるゴミとして回収して頂けましたが、
今は、この廃油は回収対象外です。

抜き取ったオイル
抜き取ったオイル
オイルの処理箱
オイルの処理箱

役所に確認したところ、
焼却炉の問題ではなく、ゴミ収集車の問題だそうです。
回収中に廃油が漏れたりすると危険があるとのことで
回収を中止したそうです。
そのため、役所へ持参すれば処理して頂けるとのことでした。
・・・これは私の地域です。
・・・同じ地域でも、”回収してくれてるよ”という人も?

また、オイルを空き缶やペットボトルにそのまま入れ、
オイルの購入店やガソリンスタンド、カーショップなどで
引き取って頂けるところがあります。
オイルをホームセンターなどのショップで購入する場合は、
廃油の引き取りをして頂けるか確認して購入すると良いです。
私の場合は、ある程度溜まってから、廃油業者さんへ
持参して廃棄をお願いしています。
なんと、引き取り時に買い取って頂けます。

ここで、オイルを注入となりますが、
今回は、ストレーナーの清掃もしておきます。

最近のバイクには多いようですが、
オイルエレメントという交換式フィルターを使わず、
金属の網のような濾し器が付いているもので、
私のバイクもこのタイプです。

これは取り外して清掃すれば何度も使えますが、
オイルエレメントのような濾過しているという感じはなく、
大きめな不純物を網で受けているという感じですね。
物づくりの精度も良くなり、
この程度のフィルターで十分ということなのでしょう。

ネジというよりは、蓋といった感じです。
めがねレンチ(19)で緩めます。(時計周りの逆回し)
斜めから覗き込んで作業しているので回す方向に注意です。
間違えて廻(締め付ける)した場合でも、
ものがアルミ製ですし、めがねレンチも19と大きいので
力を入れすぎるとネジを切ってしまいす。

オイルストレーナーカバー
オイルストレーナーカバー

それと、正しく緩む方向に回した場合でも、重く感じます。
手で回す場合もかなり重いです。
・・・逆に回しているのでは?
これは、中にバネが付いており、その力を受けているためで、
ネジの状態が悪い訳ではありませんし、
逆に回しているからでもありません。

このストレーナーは、
バネで取り付けてある網かごと、
取り外したネジ蓋の底に不純物が貯まる仕組みのようです。

オイルストレーナー1
オイルストレーナー1
オイルストレーナー2
オイルストレーナー2

私の場合、網にはほとんど汚れはありませんでしたが、
ネジ蓋の底には少し汚れが溜まっている感じでした。

綺麗なオイルで洗うか、パーツクリーナーなどで清掃します。
私は、Oリングも外し、パーツクリーナーをかけ、
キッチンペーパーで軽く拭いて乾くまで放置です。

オイルストレーナー3
オイルストレーナー3

元に戻しますが、
Oリングに軽くオイルを塗り、
元の位置へ締め込みますが、
やはりバネの力が掛かりかなり締め込みづらいです。

この時、ネジがきっちり入っているか確認しましょう。
力をかけて締めているので、斜めに締まっている可能性もあります。
できるだけ奥まで手で締め込むことです。(最低1~2回転)
少し上に押しつけながら、ゆっくりであれば手で奥まで回せます。
少し締め込んで、めがねレンチ等で締めてしまうと、
斜めに入っていた場合、強引に締め込んでネジを痛めてしまいます。

最後は、メガネレンチ等で締め付けますが、
レンチが大きいので締めすぎに注意が必要です。
こちらは、ゴムパッキンなので、
あまり潰れていく感は感じないと思います。
少し重みを感じたら少し力を入れて良しとします。
トルクレンチで確認されると良いです。
規定トルクは、32Nmです。

オイルストレーナー取り付け
オイルストレーナー取り付け

オイルを900ml用意します。
私は、オイルジョッキを使いました。
オイル缶が1L缶で新品であれば、
100mlを何かに取り分けるでも良いですね。

オイルの準備1
オイルの準備1
オイルの準備2
オイルの準備2

オイルジョッキを使わなくても、
オイルの1L缶にノズルを付けて入れることもできます。
この場合、注入口が少し奥にありますから、
注入口にロートなどで受けて入れることになります。
また、オイルジョッキによっては、
ノズルが太くて注入口に入らない場合もあります。
この場合もロート等があると便利です。

オイル注入口
オイル注入口
ロートの利用
ロートの利用

オイルの入れ過ぎは、エンジンにも良くないですから、
適量まで抜くことになります。
面倒ですからゆっくり適量入れましょう。

まず、850ml程度入れて、ケージで確認します。
まだ、少ないと思いますので、
測りながら、何度かに分けて適量まで入れます。
ゲージの入れ方ですが、
ねじ込まず、差し込むだけで測ります。

オイルゲージ1
オイルゲージ1
オイルゲージ2
オイルゲージ2

ゲージの真ん中からやや上辺りなら適量です。
(ゲージ下から1/2から2/3くらいのところでしょうか?)
・・・もう少しと思って入れるときっと入れ過ぎます。

丁度良い量になったら、
ゲージのネジを締め、エンジンを掛けます。
1分程度アイドリングしたらエンジンを止め、
数分待ってからゲージでもう一度量を確認します。
足りなければ適量まで足します。
・・・エンジンを掛ける前より増えていることはないと思います。

スピードメーター等に、
オイル交換用タイミングの距離計があるので初期化しておきます。
これでオイル交換は完了です。

今年こそは、もう少し乗りたいと思っているのですが。