NMAX エンジンオイル交換
ちょいのりばかりで、
ほとんど乗らずに過ぎてしまっています。
そのため、
走行距離的にはまだまだですが、なんせ1年無交換です。
いくら何でも、交換しないと駄目ですね。
交換に必要なものは、
・エンジンオイル 900ml
(純正:スクーター エンジンオイル ヤマルーブ)
・ガスケット
(純正:4YS-E1198-00)
・廃油を受ける容器(1000ml入るもの)
・メガネレンチ(12)
・注入するための容器
・廃油廃棄容器 (1000ml入るもの)
(区市町村の燃えるゴミ、業者さんに依頼)
・キッチンペーパー
(中古生地のウエスなどでも良いですが糸クズに注意)
![必要なもの](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3154_1.jpg)
![市販の 廃油廃棄容器](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3189_1.jpg)
ストレーナーも清掃するなら
・メガネレンチ(19)
あれば便利なものです?
・ソケットレンチ(12)(19)
・ロート(今でも”じょうご”でわかるのでしょうか)
・パーツクリーナー
・1L缶用のノズル
(購入時に頂けるところもあります)
![あれば便利なもの](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3184_1.jpg)
![1L缶用のノズル](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3186_1.jpg)
オイル注入口のネジキャップが緩むことを確認します。
もし、緩まなければ、オイルは抜いたが入れられない!
なんてことになりますから。
![オイル注入口](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3169_1.jpg)
排出口のネジを緩めます。(時計周りの逆回し)。
受け皿の準備をしてネジ(ドレインボルト)を外します。
このとき、オイルで手を汚さないように。
![オイル排出ドレインボルト](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3159_1.jpg)
受け皿は専用のオイルトレイでなくても、
ペットボトルや牛乳パックなどに穴を開けたもので良いです。
ただし、1Lは入らないとあふれます。
![オイル排出](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3158_1.jpg)
このまま少しの間、放置。
バイクが左に傾いている方が良さそうなので、
サイドスタンドで放置することにします。
バイクを少し揺らしできるだけ抜き取ります。
いつまでもちょろちょろとは出てきます。
ネジのガスケット(ワッシャー)を交換し取付。
締めていくとガスケットが潰れて、
固く感じたら少し力を入れて良しとしましよう。
締めすぎないように注意が必要。
本来ならトルクレンチで確認するのが良いですね。
既定トルクは、20Nmです。
![ガスケット(ワッシャー)](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3161_1.jpg)
![ドレインボルト取り付け](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3155_1.jpg)
これは、私の経験ですが、
手締めだけで忘れてしまったり、
ガスケットを交換せず軽く締め付けた場合などは、
緩むことはありますが、
ガスケットを交換し、メガネレンチ等で、
ガスケットの潰れを感じながら締め付けて、
固くなったと感じる程度締め付ければ、
ネジが緩んだり、オイルが漏れた経験はありません。
あくまでも私の範囲のお話です。
オイルの処分ですが、
処分用の専用箱を購入する方もあれば、
牛乳パックや段ボール箱にビニール袋などを入れ、
油の染み込みやすい紙を入れて使う方など居られますが、
この処理には注意が必要です。
お住まいの区市町村では、
この廃エンジンオイルの回収をしているかどうかです。
私の地域は、以前は燃えるゴミとして回収して頂けましたが、
今は、この廃油は回収対象外です。
![抜き取ったオイル](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3160_1.jpg)
![オイルの処理箱](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3189_1.jpg)
役所に確認したところ、
焼却炉の問題ではなく、ゴミ収集車の問題だそうです。
回収中に廃油が漏れたりすると危険があるとのことで
回収を中止したそうです。
そのため、役所へ持参すれば処理して頂けるとのことでした。
・・・これは私の地域です。
・・・同じ地域でも、”回収してくれてるよ”という人も?
また、オイルを空き缶やペットボトルにそのまま入れ、
オイルの購入店やガソリンスタンド、カーショップなどで
引き取って頂けるところがあります。
オイルをホームセンターなどのショップで購入する場合は、
廃油の引き取りをして頂けるか確認して購入すると良いです。
私の場合は、ある程度溜まってから、廃油業者さんへ
持参して廃棄をお願いしています。
なんと、引き取り時に買い取って頂けます。
ここで、オイルを注入となりますが、
今回は、ストレーナーの清掃もしておきます。
最近のバイクには多いようですが、
オイルエレメントという交換式フィルターを使わず、
金属の網のような濾し器が付いているもので、
私のバイクもこのタイプです。
これは取り外して清掃すれば何度も使えますが、
オイルエレメントのような濾過しているという感じはなく、
大きめな不純物を網で受けているという感じですね。
物づくりの精度も良くなり、
この程度のフィルターで十分ということなのでしょう。
ネジというよりは、蓋といった感じです。
めがねレンチ(19)で緩めます。(時計周りの逆回し)
斜めから覗き込んで作業しているので回す方向に注意です。
間違えて廻(締め付ける)した場合でも、
ものがアルミ製ですし、めがねレンチも19と大きいので
力を入れすぎるとネジを切ってしまいす。
![オイルストレーナーカバー](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3164_1.jpg)
それと、正しく緩む方向に回した場合でも、重く感じます。
手で回す場合もかなり重いです。
・・・逆に回しているのでは?
これは、中にバネが付いており、その力を受けているためで、
ネジの状態が悪い訳ではありませんし、
逆に回しているからでもありません。
このストレーナーは、
バネで取り付けてある網かごと、
取り外したネジ蓋の底に不純物が貯まる仕組みのようです。
![オイルストレーナー1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3173_1.jpg)
![オイルストレーナー2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3166_1.jpg)
私の場合、網にはほとんど汚れはありませんでしたが、
ネジ蓋の底には少し汚れが溜まっている感じでした。
綺麗なオイルで洗うか、パーツクリーナーなどで清掃します。
私は、Oリングも外し、パーツクリーナーをかけ、
キッチンペーパーで軽く拭いて乾くまで放置です。
![オイルストレーナー3](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3167_1.jpg)
元に戻しますが、
Oリングに軽くオイルを塗り、
元の位置へ締め込みますが、
やはりバネの力が掛かりかなり締め込みづらいです。
この時、ネジがきっちり入っているか確認しましょう。
力をかけて締めているので、斜めに締まっている可能性もあります。
できるだけ奥まで手で締め込むことです。(最低1~2回転)
少し上に押しつけながら、ゆっくりであれば手で奥まで回せます。
少し締め込んで、めがねレンチ等で締めてしまうと、
斜めに入っていた場合、強引に締め込んでネジを痛めてしまいます。
最後は、メガネレンチ等で締め付けますが、
レンチが大きいので締めすぎに注意が必要です。
こちらは、ゴムパッキンなので、
あまり潰れていく感は感じないと思います。
少し重みを感じたら少し力を入れて良しとします。
トルクレンチで確認されると良いです。
規定トルクは、32Nmです。
![オイルストレーナー取り付け](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3174_1.jpg)
オイルを900ml用意します。
私は、オイルジョッキを使いました。
オイル缶が1L缶で新品であれば、
100mlを何かに取り分けるでも良いですね。
![オイルの準備1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3175_1.jpg)
![オイルの準備2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3197_1.jpg)
オイルジョッキを使わなくても、
オイルの1L缶にノズルを付けて入れることもできます。
この場合、注入口が少し奥にありますから、
注入口にロートなどで受けて入れることになります。
また、オイルジョッキによっては、
ノズルが太くて注入口に入らない場合もあります。
この場合もロート等があると便利です。
![オイル注入口](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3171_1.jpg)
![ロートの利用](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3195_1.jpg)
オイルの入れ過ぎは、エンジンにも良くないですから、
適量まで抜くことになります。
面倒ですからゆっくり適量入れましょう。
まず、850ml程度入れて、ケージで確認します。
まだ、少ないと思いますので、
測りながら、何度かに分けて適量まで入れます。
ゲージの入れ方ですが、
ねじ込まず、差し込むだけで測ります。
![オイルゲージ1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3172_1.jpg)
![オイルゲージ2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3181_1.jpg)
ゲージの真ん中からやや上辺りなら適量です。
(ゲージ下から1/2から2/3くらいのところでしょうか?)
・・・もう少しと思って入れるときっと入れ過ぎます。
丁度良い量になったら、
ゲージのネジを締め、エンジンを掛けます。
1分程度アイドリングしたらエンジンを止め、
数分待ってからゲージでもう一度量を確認します。
足りなければ適量まで足します。
・・・エンジンを掛ける前より増えていることはないと思います。
スピードメーター等に、
オイル交換用タイミングの距離計があるので初期化しておきます。
これでオイル交換は完了です。
今年こそは、もう少し乗りたいと思っているのですが。