Raspberry Pi に Arduino (IDE) 開発環境設定

Raspberry Pi と Arduino を接続して使用されることも
あるかと思います。
この場合、Raspberry Pi 側のプログラムは、
Raspberry Pi で行い、Arduino 側のスケッチは、
PC でというのも面倒です。
こんな場合は、両者とも Raspberry Pi で
ということになるのでしょう。

今回は、Raspberry Pi に Arduino 開発環境を
設定するということで、
Raspberry Pi に Arduino IDE をインストールして、
Arduino UNO 上の LED を点滅させてみます。
・・・私の技量ではこのレベルまでです。

Arduino IDE をインストールします。

RaspberryPiメニュー「アクセサリ」
  →「LXTeminal」を選択します。
または、メニューバーの
  「LXTeminal」 アイコンを選択します。

LXTeminal の起動1
LXTeminal の起動1
LXTeminal の起動2
LXTeminal の起動2

起動したターミナルから
  sudo apt-get install arduino
 pi@raspberrypi:~$ sudo apt-get install arduino
と入力します。

install コマンドの発行
install コマンドの発行

確認メッセージが表示されるので、
"y" と入力します。

インストール時の確認表示
インストール時の確認表示

これでインストールは完了です。

終了(exit)コマンドの発行
終了(exit)コマンドの発行

では、Arduino IDE を起動し使ってみます。

RaspberryPiメニュー「プログラミング」
  →「Arduino IDE」を選択します。
または、RaspberryPiメニュー「電子工作」
  →「Arduino IDE」でも選択できます。

 Arduino IDE の起動1
Arduino IDE の起動1
 Arduino IDE の起動2
Arduino IDE の起動2
起動した  Arduino IDE
起動した Arduino IDE

Raspberry Pi と Arduino を
USB ケーブルで接続します。
※私の場合は、
 Raspberry Pi Model B3 と Arduino UNO です。

接続した Raspberry Pi と Arduino
接続した Raspberry Pi と Arduino

マイコンボードを設定します。
メニュー「スケッチ」→「マイコンボード」を選択します。
表示されたリストから、接続のマイコンボードを選択します。
私の場合は、"Arduino Uno" になります。

マイコンボードの設定
マイコンボードの設定

シリアルポートを設定します。
メニュー「スケッチ」→「シリアルポート」を選択します。
表示されたリストから、接続先のシリアルポートを選択します。
私の場合は、"/dev/ttyACM0" になります。

シリアルポートの設定
シリアルポートの設定

※複数表示される場合は、次のどちらかの方法で確認します。
 1.USB接続を一端外し、リストを確認します。
  再度接続しリストを確認します。
  新しく追加表示されたものが接続ポートになります。

 2.「LXTeminal」を起動して、次のコマンドを打鍵します。
    lsusb
   pi@raspberrypi:~$ lsusb
  と打鍵します。
  表示されたリストのの中に、"Arduino" と表示されて
  いるものがありますので、括弧内( )の表示を確認します。
  私の場合は、( CDC ACM ) でした。

コマンドによるポート確認1
コマンドによるポート確認1

  続いて、
    ls /dev/tty*
   pi@raspberrypi:~$ ls /dev/tty*
  と打鍵します。
  表示されたリストから、"/dev/ttyXXXX" のように
  lsusb で確認した( )内表示のものを確認します。
  その名前のものが、Arduinoとの接続ポートになります。
  私の場合は、( /dev/ttyACM0 ) になります。
  ※よく分からない場合は、外したときのリストと、
   接続した時のリストを比べ、新しく表された名称のものが
   接続ポートになります。

コマンドによるポート確認2
コマンドによるポート確認2

では、スケッチ例を読み込みます。
メニュー「ファイル」→「スケッチ例」→「01.Basics」
  →「Blink」 を選択します。

スケッチ例の選択
スケッチ例の選択

検証し、マイコンボードに書き込み実行します。

スケッチの検証、マイコンボードへ書き込み、実行
スケッチの検証、マイコンボードへ書き込み、実行

Arduino UNO 上の LED が点滅すれば環境設定は完了です。

スケッチの実行結果
スケッチの実行結果