USBホストシールドでキーボードを使ってみる(Arduino)
Arduino UNO とUSB機器を接続する場合、
USB Host Shield を使って接続するのが簡単でしょうか。
この USB Host Shieldは、いろいろなUSB機器を、
Arduinoに接続し利用するための
インターフェース(USB HOST)としてのシールドです。
今回は、この USB Host Shield 2.0 を使って、
USBキーボードを接続してみます。
また、接続したUSBキーボードのキーの打鍵で、
LEDの明るさを変化させてみます。
製品ですが、
Arduino UNO 用としては、
ピンを重ねて使用するタイプのものが多いようです。
私の製品です。
大陸調達品ですが、価格は¥500-程度で、
aitendo さんの商品と同価格です。
![USB Host Shield](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_5200_1.jpg)
スイッチサイエンス(Switch Science)
USBホストシールド
https://www.switch-science.com/catalog/438/
¥3,368-
※老舗のブランド品です。
aitendo
★特売品★USBホストシールド [UHSLD3421]
https://www.aitendo.com/product/10293
¥499-
インターネットの通販サイトでも、
”USB Host Shield Arduino”
などで検索すれば、いろいろな製品が販売されています。
では、さっそく使ってみます。
私の製品の場合ですが、
USB Host Shieldへの電源供給のためと、
USB Host ShieldでUSB BUS POWERを使用する場合は、
USB Host Shield基板上の端子にブリッジハンダ(短絡)が
必要になります。
5Vで使用する場合は、画像の3カ所にブリッジハンダが必要です。
※3.3Vで使用する場合の設定は、
データシートや説明書で確認して下さい。
![ブリッジハンダ(短絡) 箇所1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_5200_2.jpg)
![ブリッジハンダ(短絡) 箇所2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_5189_131_1.jpg)
ブリッジハンダが完了したら、
Arduino UNO との接続は、ピンヘッダとピンソケットの位置を合わせて、
重ね合わせるだけです。
かなり眺めのピンヘッダなのですが、Arduino UNO をケースに入れて
使用している私の場合には、丁度良いです。
・・・ピンヘッダーを曲げないように。
![Arduino UNOとの接続](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_5200_262_1.jpg)
これで準備は完了です。
では、スケッチです。
USB Host Shield 用のライブラリをインストールします。
メニュー「スケッチ」→「ライブラリインクルード」 → 「ライブラリ管理」
開いたライブラリマネージャ画面の検索欄に、
”USB HOST” と入力します。
一覧の中から、
”USB Host Shield Library 2.0” を選択し、
最新バージョンを選択し、〔インストール〕をクリックします。
![ライブラリのインストール1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_01_001_1.png)
![ライブラリのインストール2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_01_002_1.png)
インストールが完了したら、〔閉じる〕をクリックします。
![ライブラリのインストール3](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_01_003_1.png)
※サイトからダウンロードし、
https://github.com/felis/USB_Host_Shield_2.0
![ZIP形式のライブラリのインストール1](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_02_4001_1.png)
メニュー「スケッチ」→「ライブラリインクルード」
→ 「.ZIP形式のライブラリをインストール…」から
インストールしても OK です。
![ZIP形式のライブラリのインストール2](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_02_4002_1.png)
![ZIP形式のライブラリのインストール3](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_02_4003_1.png)
スケッチは、ライブラリ内に含まれる、
スケッチ例 ”USBHIDBootkbd” を使用させて頂きます。
メニュー「ファイル」 → 「スケッチ例」 → 「USB Host Shield Library 2.0」
→ 「HID」 → 「USBHIDBootkbd」 を選択します。
![スケッチ例の選択](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_01_004_121.png)
アイコンメニューの〔検証〕をクリックし、検証します。
![検証](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_02_001_1.png)
問題が無ければ、
アイコンメニューの〔マイコンボードに書き込む〕をクリックし、
マイコンボードに書き込みます。
![マイコンボードへ書き込み](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_02_002_1.png)
USB Host Shield に USBキーボードを接続します。
シリアルモニタを開くと、
”Start” と表示され、待機状態となっています。
キーボードを打鍵します。
打鍵したキーの情報が表示されます。
![シリアルモニタの実行画面](https://shinog.jp/wp-content/uploads/2021/08/shield_01_005_2.png)