マイコンいじりにあると便利なモノ(工具など)
私は、もう爺さん分類です。
何かはじめるときは、先ずは格好からでした。
もちろん、道具は良いものが良いに決まっています。
ですが、
結局、揃えたモノを使いこなせなかったり、
本格的に使う前に飽きてしまったりで、
豚に真珠、馬の耳に念仏状態です。
この歳になって、勿体ないことをしたと思っています。
最近では、先ずは安いモノを購入し試してみて、
必要ならそれなりのモノを購入するという流れに。
ですが、私の場合、その前に飽きてしまい、
結局それなりのモノ購入することはほとんどありません。
・・・何をやっても長続きしません。
私のマイコンいじりの趣味範囲は、
マイコンをパソコンを繋いで使ってみたり、
マイコンに大陸製の格安センサモジュール等を
繋いで使ってみる程度のことで面白く感じています。
この大陸製がなかなか思い通りにならず面白いです。
また集大成として、何か作るなどということは、
私の趣味範囲ではありませんし、そんな技量もありません。
逆に、この程度が趣味なのかも疑問です。
こんな、私の趣味範囲で必要とするモノ(工具など)を、紹介しておきます。
マイコンArduinoなどワンボードマイコンを使うには、
・Arduino本体等のワンボードマイコン
・PC(パソコン)
・Arduino本体等と、PC(パソコン)を接続するUSBケーブル
が最低限となります。
これにいろいろなセンサモジュールなどを
接続してみることで、私は満足してしています。
このセンサモジュール等を使うときに
いろいろなモノ(工具)が必要になります。
簡易的に回路を作成するため
・ブレッドボード
(秋月電子通商)https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05294/
このブレッドボードに部品やセンサモジュールを配置します。
安いブレッドボードは、穴に部品が差し込みづらいです。
マイコン、ブレッドボード、センサモジュールなどを接続するため
・ブレッドボード・ジャンパーワイヤ(デュポンワイヤー)
(秋月電子通商)https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05159/
安いワイヤーは、ワイヤーが固めで断線したり、デュポン端子もいい加減です。
を利用します。
これらは、何度も使いますから、よいモノを買われる方が良いと思います。
電子部品の端子を曲げたりするため
・ラジオペンチ
100円ショップのもで良いですが、小さめなもので、
先端がしっかり合っているものを選びましょう。
長すぎる電子部品の端子を切断するため
・ニッパー
100円ショップのもで良いですが、小さめなもので、
先端がしっかり合っているものを選びましょう。
可変抵抗の調整や部品外しや位置決めのため
・プラス(+)ドライバー、マイナス(-)ドライバー
・ピンセット
100円ショップのもで、小さなドライバーセットや
精密ドライバーのようなもので十分です。
センサモジュールなどを購入すると、
ブレッドボードなどに差し込むための、ピンヘッダーが
付属はしているが、取り付けられていないものもあります。
この場合、自分ではんだ付けする必要があります。
※ピンヘッダーが付属していない製品もあります。
特に大陸製の製品などでは、
ピンヘッダーは付属するがはんだ付けされていないものや、
はんだ付けはしてあるが、いい加減なハンダ付けだったり、
輸送中に端子が曲がってしまっているものがあり、
付け直しの必要があるものもありますので、
私は、注文時に選択出来る場合は、
ピンヘッダーが付属しているだけものを選び、
自分ではんだ付けするようにしています。
ハンダ付けのため
・はんだこて(はんだごて)
HAKKO https://www.hakko.com/japan/products/soldering_iron/
goot https://www.goot.jp/products
はんだこては、種類が多くあります。
100円ショップ(500円程度~)にもありますし、
ホームセンター(800程度~)などにも売られていますね。
大きく分けて、
・ニクロムヒーター
安く購入できます。
・セラミックヒーター
電源を入れて使用可能になるまでの時間が短く、
温度調整できるものもあります。
どちらを選ぶかですが、
値段は、セラミックヒーターの方が高いです。
セラミックヒーターでも温度調整できるものは、また一段と高いですね。
温度調節なしのものでは、消費電力が、20W~30W程度のもが使いやすいと思います。
温度調整のできるものであれば、40W~60W程度のものでしょう。
はんだこては、こて先がだんだん焼けて使いづらくなります。
安いはんだこてに付属している、こて先は、直ぐに使いづらくなると思います。
この時、こて先だけは、メーカー製のよいものを使われることをお勧めします。
※これだけでハンダ付けがたいへん楽になります。
購入したばかりのはんだこては、電源を入れて暖まるのを待ちます。
少し待つと、金属や塗装が焼かれて薄い煙と臭いがでます。
煙が落ち着いてきたところで、こて先にはんだを十分馴染ませます。
綺麗に馴染んだらこて先の準備も完了です。
はんだこての使用中、温度が上がりすぎても、
はんだ付けは上手くできませんし、こて先も痛みます。
温度調整機能のないものは、
スイッチ付きの電源タップでこまめにON、OFFしたり、
こて先を適当に冷やすことも必要です。
温度調整のできるはんだこての場合、
320℃~350℃くらいの設定で使用する場合が多いでしょう。
また、使用の度に、こて先をはんだで馴染ませてから使用し、
使用が終わったら、こて先を清掃しはんだを馴染ませておきます。
これだけで、こて先は使いやすくなりますし、長持ちします。
・はんだこてを置くためのスタンド(こて台)
はんだこてに小さなスタンドが付いているものもありますが、
熱が高いので扱いには注意が必要です。
きっちりおけるものが良いです。
・・・専用のはんだこてスタンドでなくても良いと思います。
ですが、使用している間に、こて先が汚れてきますので、
こて先を綺麗にしたい時があります。
こんな時、こて先クリーナーがあると便利です。
はんだこて台と、このクリーナーが一緒になっているものがあります。
クリーナー部分は、耐熱スポンジに水を含ませて使うものや、
金属ワイヤー(金属たわし?)のようなものが付いているものがあります。
・・・私の場合は、濡れぞうきんが活躍しています。。。
・ハンダ
大きくは、有鉛はんだと、無鉛はんだがあります。
有鉛はんだは、スズ(Sn)と鉛(Pb)の割合、
無鉛ハンダは、スズ(Sn):銀(Ag)、銅(Cu)の割合が、
用途により調整されたものが販売されています。
環境面から無鉛はんだを使用することをお勧めしますが、
無鉛はんだは、ぬれ性が悪くだまになりやすく、
はんだ付けはしづらいと思います。
また、無鉛はんだは、有鉛はんだより融点が高くなります。
・有鉛はんだ:190℃
・無鉛はんだ:220℃
くらいのようです。(融点は成分割合によって変わります)
どちらにしても、慣れが必要ですね。
少しでもはんだ付けがしやすいように、
ヤニ(フラックス)入りはんだや、
フラックスを併用することで対応することになります。
はんだやフラックスは、
必ず、電子工作(プリント基板)等用のものを使用しましょう。
・デジタルテスター(マルチテスター)
断線や部品不良などで上手く行かないこともあります。
テスターが1台あると便利です。
それほど正確でないと困ることは少ないと思いますので、
安物で良いと思います。
電圧、電流、導通、抵抗値が測定できれば良いと思います。
秋月電子通商さんでは、
デジタルマルチテスター DT-830B.3L マニュアルレンジ
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08366/
¥700-
Amazonさんでは、
小型デジタルテスター/マルチメーター DT-830B
¥477-
で販売されています。これで十分ですね。
また、あれば便利なモノを書き残しておきます。
・Arduinoやブレッドボードへの電源供給に
・9V DCバッテリー電源ケーブルプラグクリップ
・ブレッドボード電源モジュール
・はんだを取り除く
・はんだ吸取線
・はんだ吸取器
・基板等の穴(ホール)の修正に
ピンバイス(手動ドリル) 0.5mm~0.7mm程度
・はんだ付けをし易く
・フラックス(電子部品用を使用)
・ペースト(電子部品や基板への使用は注意)
・作業スペース
・カッティングマット
100円ショップにありますね。
本来は、断熱作業マット(耐熱はんだステーション)が良いのですが。
・木片
はんだ付け時に、厚めの木の板があると熱を気にせずはんだできます。
ホームセンターなどで、加工の端切れが数十円でありますね。
・洗濯ばさみ
基板や部品を固定するの使用します。
・マスキングテープ
基板や部品を固定するの使用します。
今回は、格安で揃えられるモノを書いてみました。
もちろん、本格的に取り組まれる方はよいモノをお選び下さい。
よいモノは使いやすく長持ちしますが、どんなモノでも手入れが必要です。
私の趣味範囲では、使う頻度も少なく、この程度のモノで十分楽しめています。