3軸加速度センサモジュール ADXL345 を使ってみる(Arduino)

私には、加速度などという難しいことは分かりません。
今回は、3軸加速度センサモジュール ADXL345 が
どのような状態の時、どのようなデータを出力するのかをみてみます。

私の所有している製品です。
大陸調達品で、いずれも¥160-程度です。
 ・GY-291 ADXL345 3軸デジタル重力センサー加速度モジュール
   (ADXL345)
 ・MPU-6050 使用 3軸ジャイロスコープ・3軸加速度センサー モジュール
   (GY-521)
 ・GY-291 ADXL345 3軸デジタル重力センサー加速度モジュール
   (GY-291)

加速度センサモジュール
加速度センサモジュール

参考:
AliExpress
 GY-291 ADXL345 3軸デジタル重力センサー加速度モジュールiic/spi送信
  https://ja.aliexpress.com/
  ¥160-
aitendo
 ★特売品★3軸加速度センサ [GY-291]
  https://www.aitendo.com/product/9548
  ¥199-
 ★特売品★マルチ機能センサ [ATD-M4S]
  https://www.aitendo.com/product/9551
  ¥299-
秋月電子通商
 3軸加速度センサモジュール ADXL345(SPI/IIC)
  https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06724/
  ¥700-

回路は図の通りです。
   この回路図の作図には fritzing を利用させて頂いております。
   https://fritzing.org/home/

回路図
回路図

 ※製品によりピン配置が違います。
  データシートでの確認が必要です。

ピン位置情報
ピン位置情報

  私の製品のピン配置は、画像上から、
   GND、VCC、CS、INT1、INT2、SDO、SDA、SCL
  の順です。

スケッチですが、今回はスケッチ例を使用させていただきます。
このスケッチには、"Adafruit_ADXL345" ライブラリが使用されています。

ライブラリのインストール方法です。

1.PC と Arduino を接続し、
 ボードとシリアルポートを設定・確認します。
 ・メニュー「ルール」→「ボード:」 
 ・メニュー「ルール」→「シリアルポート:」 

ボードとシリアルポートの設定・確認
ボードとシリアルポートの設定・確認

2.メニュー「スケッチ」→「ライブラリのインクルード」
     →「ライブラリ管理」を選択しします。

ライブラリのインストール1
ライブラリのインストール1

3.ライブラリマンジャーの検索欄に、
   ”Adafruit_ADXL345” と入力します。
 表示されたリスト一覧から、
   ”Adafruit_ADXL345” を選択し、
   最新バージョンを選択し、 「インストール」ボタンを押します。
 ※私の確認時では、1.3.1 が最新バージョンでした。

ライブラリのインストール2
ライブラリのインストール2
ライブラリのインストール3
ライブラリのインストール3

4.メニュー「ファイル」→「スケッチ例」
   →「カスタムライブラリのスケッチ例」
     →「Adafruit ADXL345」
        →「sensortest」
 がを選択出来ればインストール完了です。

インストールの確認
インストールの確認

では、スケッチを選択します。
メニュー「ファイル」→「スケッチ例」
   →「カスタムライブラリのスケッチ例」
     →「Adafruit ADXL345」
        →「sensortest」 を選択します。

スケッチ例 「sensortest」
スケッチ例 「sensortest」

検証し、マイコンボードに書き込み実行します。

検証し、マイコンボードへの書き込み実行
検証し、マイコンボードへの書き込み実行
実際の回路
実際の回路

シリアルモニタを開くと、X、Y、Z の値が表示されています。

シリアルモニタの実行結果表示
シリアルモニタの実行結果表示

このセンサモジュールの4角を下げた時、
どのような値になるのか確認してみました。

センサモジュールを上向きとして、
図の通りその番号の位置を下げた時の値です。
いい加減ですが、
 (1+)→軽く下げた時
 (2+)→さらに下げた時
としています。

ADXL345 モジュール上向き画像
ADXL345 モジュール上向き画像
ADXL345 モジュールの向きと下げ位置
ADXL345 モジュールの向きと下げ位置
平行
(1+)

(1+)

(1+)

(1+)

(2+)

(2+)

(2+)

(2+)
0.040.94-1.33-1.141.062.55-2.51-2.432.39
0.04-0.82-0.551.020.78-1.92-1.292.432.55
11.8511.7711.7711.8111.8111.2211.5711.4911.26
上向き状態時の値

センサモジュール下向きとして、
図の通りその番号の位置を下げた時の値です。
いい加減ですが、
 (1-)→軽く下げた時
 (2-)→さらに下げた時
としています。

ADXL345 モジュール下向き画像
ADXL345 モジュール下向き画像
ADXL345 モジュールの向きと下げ位置
ADXL345 モジュールの向きと下げ位置
平行
(1-)

(1-)

(1-)

(1-)

(2-)

(2-)

(2-)

(2-)
-0.04-2.550.710.71-3.45-4.162.633.77-4.35
-0.47-3.30-1.612.352.51-4.79-3.224.713.36
-8.08-7.30-7.11-7.61-7.34-6.16-7.14-6.59-6.79
下向き状態時の値

どのような角度などという情報がありませんので、
意味が無いとは思いますが、
傾きに対する値の傾向は分かるのではと思います。